令和5年第4回那須町議会定例会が開催され、議案第21号が審議された。
今回の補正予算は、農業振興策に関連する多くの事業が計上されている。
特に農業農村整備事業費補助金については、当初予算から約4倍増の3,146万円が計上された。
この増額は、昨年度における用水組合からの補修要望に基づくものであると農林振興課長の阿久津正樹氏が説明した。
補正予算は、2つの用水組合によるかんがい用水の補修を目的とし、具体的には護岸工事が予定されている。
一方、農業振興対策費では、241万円の補助金が交付される。
この支援は認定農業者を対象とし、もみ殻貯蔵タンクやドローン、自動パック機の導入に使われる。
このように、農業の効率化を進める政策が強調されている。
また、中山間地域農業ルネッサンス推進事業も新たに立ち上げられ、それに必要な予算が配分された。
この事業は町直営で進められ、料理研究家による新メニュー開発やニーズ調査が含まれる見込みである。
議論を重ねた結果、議案は全て原案通り可決され、町長の平山幸宏氏が結果に感謝の意を示した。
議会では多くの質問があり、今後の町政発展のために現状や課題を整理する必要性が訴えられた。
町長は挨拶の中で梅雨入りを考慮し、観光業の促進に向けた準備が大切であるとの認識を示した。
議会の終了を受けて、出席者に健康管理を呼びかけ、さらなる町政への支援を求めた。
会議は午前10時10分に閉会し、今後の町の発展が期待されている。