令和元年第３回那須町議会定例会が開催され、全ての議案が可決された。
主要な議題として、第１に令和元年度那須町一般会計補正予算第１号が議論された。議長の薄井博光議員は、本案について質疑の有無を確認したが、質疑はなかったと報告した。
その後、討論が行われたが意見もなく、本案は異議なしと認められたため、原案のとおり可決された。
次に、委員会付託案件として、請願・陳情に関する報告が行われた。陳情の一つは、期日前投票の宣誓書廃止に関するものであったが、総務産業常任委員長室井髙男議員から、委員会で不採択とするとの報告があった。彼は、現行の宣誓書制度の煩雑さは問題視されているものの、法律の規定にも基づく必要な手続きであり、不採択の理由についても述べた。
また、再生可能エネルギーに関する陳情についても議論があった。民生文教常任委員長池澤昇秋議員が報告したところによると、この陳情は町のエネルギービジョンに基づき、新たなプランが必要であることが提起されたが、常任委員会においては不採択とされた。議員からは、町の再生可能エネルギー政策の必要性を強調し、町民の意見が反映された新たな計画作成が求められているとの意見もあり、討論は白熱した。
最後に、町長の平山幸宏氏は、全議案の決定に感謝し、議員らに健康に留意しつつ町政の発展に協力を要請した。地元の消防団員にも、先日の火災における尽力への謝意が表された。さらに、今回の会議をもって、令和元年第３回那須町議会定例会は閉会した。