令和元年第4回那須町議会定例会が開催された。議題には補正予算や決算認定が取り上げられ、すべての議案が原案通り可決された。
特に蘇生が注目されるのは、一般会計補正予算(第2号)について、高橋 輝議員が「補正予算は厳しい財政環境の中で、必要不可欠である」とコメント。全議員からも疑いなく賛同を受けた。
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の審議に関して、小野 曜子議員は懸念を表明し、「国への依存度が高まり、市民への負担が増す」と警告。議会はその懸念を認識しつつも、補正予算の必要性を理解した。
介護保険特別会計補正予算(第1号)も同様に、審議の末に原案通り可決された。市民の福祉の向上が求められる中、各議員も議論を重ねた結果、今後の展望に期待を寄せている。
一方で、決算認定の議題では小野 曜子議員が、「福島第一原発事故から8年以上経過したにもかかわらず、未だ決定的解決策が提示されていない」と、町の現在の状況を厳しく指摘した。これに対し、井上 豊議員は賛同し、「財政運営をシビアに行う必要がある」と強調した。
議会の最後には、平山 幸宏町長が「提案したすべての案件が審議され、結果も良好であったことに感謝する」と述べ、町民生活の向上に向けた取り組みの強化を約束した。今後とも議員たちと町民の協力が不可欠であるとの認識を新たにした那須町議会の定例会は、今日をもって閉会した。