令和4年4月26日、那須町で開催された臨時会では、主に税条例や予算に関する議案が審議された。
平山幸宏町長は、議案について詳細な説明を行い、特に税制改正に伴う調整措置が必要であることを強調した。
議案第1号では、土地に係る固定資産税について、商業地の税額上昇幅を2.5%に制限する特措法が紹介された。
税務課長の横塚誠司氏は、新旧対照表を用いて具体的な改正点を説明し、納税証明書におけるプライバシー保護の強化なども議論された。
住民からの意見も考慮し、議案は全会一致で承認された。
続いて、議案第2号の令和3年度那須町一般会計補正予算（第13号）が上程され、こちらも特に緊急の施策として認定農業者支援が紹介された。
平山町長は、これが地域の農業の持続的発展に寄与することを期待し、承認を求めた。
次に、議案第3号では旧伊王野小学校の解体に関する工事請負契約の変更が提案され、予想より少なかった土砂沈下量を指摘し、契約額の削減が報告された。
議案は議員からの反対意見がなかったため、承認を受けた。
さらに、議案第4号の令和4年度一般会計補正予算（第1号）では、新型コロナウイルス対策に関する多くの補助金の追加が発表され、特に店舗リフォームや観光プロモーションに向けた予算が拡充されることが説明された。
最後に、議員案第1号では、認定農業者以外の農業者への支援も求める付帯決議が提案され、議会全体の合意を得て通過した。
終会にあたり、平山町長は感染症対策の徹底を再度呼びかけ、地域の発展への支援を求める挨拶を行った。