令和2年第6回壬生町議会定例会が9月16日に開催され、様々な重要課題が議論された。
特に注目を集めたのは、遠藤恭子議員による「コロナ禍における町内小中学校の現状」についての質問である。教育長の田村幸一氏は、現状について詳細に回答した。感染者が出た場合、該当校を原則2日間の臨時休業とし、校内消毒や濃厚接触者のPCR検査を実施する。しかし、コロナ感染に関する不安から、精神的ケアが喫緊の課題であることも指摘され、今後は家庭教育へのサポートも考慮するべきとの見解が示された。また、GIGAスクール構想の進捗状況についても言及され、タブレットの配備が予定されている。
次に、小牧敦子議員が女性の視点を生かした防災対策について質問を行った。総務部長は防災会議における女性の参画率を高める取り組みが必要であると述べた。特に、乳幼児の栄養確保の重要性も強調され、母子手帳への防災に関する記載の必要性が議論された。一方で、自主防災組織の設立が困難な地域において、安否確認のための電話等の活用を検討していることが示された。