令和元年第4回壬生町議会臨時会が11月8日に開催され、多くの議案が討議された。
主な議案は、台風19号の影響を受けた被災対応に関連する補正予算でした。
小菅一弥町長は、特に災害復旧の重要性を強調しています。
議案の一つ、令和元年度壬生町一般会計補正予算(第3号)は、約5億6,565万円を追加し、総額143億4,875万円に達する見込みです。これは、被災住宅の応急修理や農業者への補助金などを目的としています。
会期中の質疑では、田村正敏議員が、江川の溢水対策と通学路の復旧工事の進捗について質問しました。建設課長の佐々木正裕氏は、江川の調査や災害復旧事業の進捗を報告し、早急な対応に努める意向を示しました。
さらに、遠藤恭子議員は農業災害対策補助事業の詳細を求めました。経済部長の神永全始氏は、農薬購入費や代替作付け用種苗等の補助に関し説明しました。多くの農家が影響を受けていることから、国と町が共同で支援策を計画しています。
議案第2号は、公共下水道事業特別会計の補正予算(第2号)であり、台風災害の復旧に必要な費用、350万円が計上されました。また、議案第3号では、農業集落排水事業特別会計の補正予算(第1号)、150万円の増額が提案され、被災施設の復旧に向けた取り組みが協議されました。
各議案はいずれも異議なく可決され、議会は無事に閉会となりました。議会では、災害復旧に向けた柔軟な対応が求められ、地域住民の復興を支援する必要性が改めて確認されています。