令和元年の壬生町議会定例会が9月13日に開かれ、議員からの一般質問が行われた。
まず、田部明男議員は、県南広域的水道整備事業への参加について質問した。水道事業に対する方針や、地下水100%依存の危険性について言及し、危機管理上の観点から表流水導入の必要性を訴えた。対して、増田典耕建設部長は安全性や供給の安定を保証するための代替水源の必要性があると答弁した。
また、公共交通政策についての質問もあり、田部議員は壬生町のデマンドタクシーの実績を示し、運行頻度の増加や時間延長が必要だと訴えた。出井透総務部長が、デマンドタクシーの運営情報を提供し、今後の方策を検討する意向を示した。特に公共交通に関する町民の要望をしっかりと把握していくことが求められていた。
さらに、非核・平和施策への関心も高まり、田部議員は今年の原爆パネル展示の成果を評価した。古いパネル展示にとどまらず、最新の原爆パネルを導入し、より多くの施設での展示を提案し町の施策を充実させていくことが必要だと強調した。