令和5年6月2日、壬生町議会は第3回定例会を開会し、多くの重要な議案が審議された。
会期は本日から6月13日までの12日間に設定され、まずは楽しい議事進行を確認した。
この日は、壬生町税条例の一部改正や、栃木県市町村総合事務組合への対応など、重要な議案が並び、特に壬生町税条例の改正については議場で多くの質問が寄せられた。町長の小菅一弥氏は、改正の背景に新たに導入される森林環境税の取り扱いや、軽自動車税の税率の見直しがあると説明した。
特に、森林環境税の非課税の基準について疑問が多数上がり、小牧敦子議員はその詳細を質問した。
税務課長の高倉慎治氏は、個人住民税の非課税者に森林環境税が課税されるケースがあることを説明し、その理解の難しさを課題として挙げた。
また、交通インフラの向上を目的とした「みぶーぶ」の実証運行に関する報告もあった。赤羽根信行議員の報告により、町内を循環するこのバスの運行状況と今後の改善点が示された。特に利用者数の増加を図るためのイベント提案や、無料乗車のキャンペーン案が出され、町民との利便性向上に寄与する計画が期待される。
議案の中でも特に注目されたのが、壬生町役場旧庁舎の解体工事についてだ。この工事は公用地の活用計画に組み込まれており、近隣住民への配慮をしながら進められるとした。
さらに、壬生町農業委員会委員の任命に関する議案もあったが、職業の多様性も考慮され、男女比の向上にもフォーカスが当てられている。町内の農業士である鈴木理夫議員は、「地域の信頼を得られる人選が重要」と強調している。
最終的に本日の議案は原案通り可決され、町の未来に向けた重要な施策が進められることとなる。実際、これらの議案が町民にどのような形で還元されるかが大きな期待となっている。