令和3年第6回壬生町議会定例会が開催され、重要なアジェンダが取り上げられました。議員たちはヘルシータウン開発や六美地区の雨水対策について意見を交わしました。特にヘルシータウン開発については、平成17年に計画され、15年も経て中止が発表され、議会での説明が不足していたと問題視されています。
この開発計画は、長年にわたり地域住民が待ち望んでいた事業でしたが、突然の中止により地域住民の不安や不満が一層高まりました。小学校や道路整備が行われることも期待されていた中、町長は開発の凍結を発表した理由について、社会情勢が変化したため、事業が困難と判断したと語りました。なお、この事業に費やされた経費は約3,400万円で、主に調査や基本計画の策定に充てられたとされています。
六美地区の雨水排水対策では、調整池の設置などが行われており、地域住民からの要望を受けて町単独事業として進められています。現在、工事が進行中であり、この地域の将来的な浸水や冠水対策といった課題に対する解決が期待されています。
吾妻線の新道建設計画は、地域の経済活動の一助となることが期待されていますが、資金面や整備状況について慎重に進められています。地域住民の意見を反映しつつ、計画が滞らないよう進行していくことが求められています。
また、終了後には国民健康保険や脱炭素政策についての質疑も行われ、町の将来を見据えた施策の重要性が確認されました。議員たちが口を揃えて、住民の健康や安全を確保するための対応が急務だと強調し、具体的な計画策定や施策の促進が求められています。