令和元年第2回壬生町議会定例会が6月3日、壬生町議会議事堂で開会された。
議長の楡井聰氏は開会を宣言し、まず会議録署名議員の指名が行われ、江田敬吉議員と市川義夫議員が選ばれた。
次に、会期の決定が議題となり、11日間の会期が承認された。
会期中には、行政報告が行われ、小菅一弥町長が滞納処分に関する損害賠償請求事件について報告した。この事件は、原告が町の滞納処分による損害賠償を求めるもので、町長は今後の法的手続きについて注意を払う必要性を強調した。
その後、さまざまな議案が提案された。議案第1号から第3号では、専決処分の承認を求める内容が議論された。これに関して、江田敬吉議員は、専決処分の利用が非民主的であると批判し、議会への提案を求めた。これに対して、総務部長の出井透氏は、専決処分の正当性を訴えた。
さらに、壬生町税条例等の一部改正を含む議案が提案され、税条例の改正内容について詳しく説明がなされた。特に、町民税や固定資産税に関する見直しが重要なポイントとして挙げられた。税務課長の小谷野紀雄氏は、改正に伴う具体的な内容を詳細に説明し、議案の承認を求めた。
議案の審議を通じて、議員たちの間には活発な意見交換が行われた。江田敬吉議員は、法律の改正に際し、手続きの透明性を求め、今後も注意深く監視していく姿勢を示した。今後、議会での議論を重ねつつ、適切な制度運営が行われることが求められる。
また、議案第4号では、壬生町介護保険条例の改正が提案された。町長の小菅氏は、低所得者への負担軽減をつづけるための改正が行われるとの期待を表明した。
最後に、報告がいくつか行われ、繰越計算書や一般財団法人壬生町施設振興公社の事業報告が確認された。町の経営状況や施策の進捗に関しては、今後も議会での透明性のある協議が求められる。