令和5年第4回壬生町議会定例会が、令和5年9月19日に開催された。
町議会では、令和4年度の決算認定について、複数の議案が提出され、審議が行われた。議案第15号から第21号まで、一括で審議され、多様な財政状況が報告された。
特に、令和4年度の一般会計歳入歳出決算では、歳入が前年より増加し、税収も好調に推移したとの報告があった。総務常任委員会の赤羽根信行委員長は、一般会計決算認定審査における主な質疑を報告し、文書送達費に関する購入の説明や、旧庁舎解体事業の工事積算についての詳細を述べた。さらに、「電気料金の高騰に伴う職場環境の整備のアイデア」が求められ、効率的な機械導入が進められることが示された。
また、教育民生常任委員会の後藤節子委員長は、こども医療費助成事業の拡大効果について述べ、905人に対する助成が行われたことを強調。地方自治体としての経済状況を反映し、子どもを支援する様々な施策が進行中であるとの報告があった。教育関連では、英語力向上推進事業の成果も報告され、受験者数や合格者数のデータが確認された。
さらに、建設経済常任委員会の戸崎泰秀委員長からは、町道整備に関する質問への回答があり、特に物流道路の改良が進んでおり、今後の工事スケジュールの見通しも示された。構造物の安全性向上や住民の生活向上を目指した取組みが報告された。
一方、議員からは宅地開発の影響による税収増加や高齢化社会への介護保険制度の見直しなどの提案も行われた。田部明男議員は、自衛官募集に関する意見表明を行い、厳しい社会情勢に対する町の機敏な対応が求められる声が上がった。最終的には、全体的な財政健全化が評価され、多くの議案が全会一致で認定された。
以上のように、壬生町議会では、財政改革や地域発展に向けたさまざまな意見が交わされ、次年度の議会に向けて積極的に議論が進められることが期待されている。