令和5年6月13日、壬生町議会第3回定例会が開かれた。
本日は、議案第19号安塚小学校普通特別教室棟の長寿命化改良工事請負契約の締結についてが主要議題に上がった。
小菅一弥町長は、安塚小学校が昭和50年に建築され、48年が経過した現在、校舎全体にわたり経年劣化が進んでいることを説明した。このため、耐用年数の延長を図るべく改良工事を行うとのことだ。
工事は2か年で実施し、まず屋上防水や外壁の修繕が予定されている。令和5年5月10日には、大島建設工業株式会社と仮契約が締結された。契約金は1億4,652万円に上る。
この工事が進むことにより、校舎の長寿命化が期待されている。小牧敦子議員は、工事が進められることに希望を持ちながら、国からの交付金について確認した。手塚和弘学校教育課長は、交付金の算定割合は約3分の1、即ち5000万円程度になる見込みであることを答えた。
また、小敦子議員は工事中の生徒への影響についても心配を寄せたところ、工事は基本的に夏休みを利用し、余裕教室を活用して進められると説明された。
続いて、令和4年陳情第4号栃木特別支援学校寄宿舎の存続に関する意見書の提出を求める件が議題に上がった。この件に関し、後藤節子教育民生常任委員長は、陳情内容についての厳しい討論の後、賛成少数により不採択となったことを報告した。
寄宿舎の存続を求める声が多くありましたが、採決の結果はその意に反する結果となり、町としての今後の対応が問われることとなった。
また、令和5年陳情第1号、ジェンダー平等達成のための意見書提出についても報告されたがこちらも不採択に終わるなど、議会からの意見が国に対して不十分であるとの指摘もある中での結果となった。
他の日程では、議員派遣や各種委員会の継続審査を進めることが合意され、令和5年度の議会は閉会を迎えた。