令和3年度第4回壬生町議会定例会が9月1日に開催された。
町長の小菅一弥氏が開会の挨拶を行い、様々な議題について討議が始まった。この中で、特に注目されるのは選挙公報の発行に関する条例の制定を含む、6つの議案であった。
特に、壬生町選挙公報の発行に関する条例については、町長が「有権者が候補者の情報を知る機会を拡充し、投票環境の向上を図る」と強調した。本条例は令和4年4月15日の任期満了に合わせ、町議会の承認を得て、本格的な運用が始まる見込みである。また、田部明男議員からは「他人の名誉を傷つけない範囲での主張の自由を事前に確認しておくべきではないか」との意見が出され、さらに総務課長が「主張の自由は妨げない」と回答した。
さらに、令和3年度行政改革に伴う条例については、行政の効率化を目的とした組織の再編が計画されており、新庁舎が完工した段階での組織再編が示された。町長は「住民の生活直結した施策の業務の見直し」を強調し、生活環境課を経済部に移管する意向を示した。
また、新庁舎第2駐車場の整備工事請負契約の締結についても議論が交わされた。駐車場は約260台分を整備する計画であり、工期は190日と設定されている。経済部長は工事の透明性について、入札により落札者を選定したと説明した。
さらに、おもちゃ博物館の空調改修事業についても触れられ、劣化した空調設備が更新される予定であることが報告された。この予算は、市の未来の子供たちが快適な環境で過ごせることを目的に使われる。
今回の議会では、往来の少ない時間においても行政の対応が遅れないよう様々な裁定がなされ、今後の町の発展に向けて議論が施行された。