令和5年6月8日、壬生町の第3回定例会が開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。
特に注目されたのは、壬生町のスポーツ施策や新体育館の建設に関する議論である。田村正敏議員は、壬生町の昨年行われたとちぎ国体を踏まえ、今後のスポーツ施策についての見解を求めた。町長の小菅一弥氏は、スポーツクライミングのような人気競技の活用とともに、体育館の建設計画が、現在凍結状態から再構築される必要があると示した。
さらに、新体育館の建設計画については、町の財政状況を考慮しつつ、地域におけるスポーツ環境の整備が重要であるとの認識が示された。新体育館は、住民の活動の場としてだけでなく、災害対策拠点としての機能も期待されている。
また、高齢者支援に関する議案も話題になった。特に帯状疱疹ワクチン接種の助成支援について、後藤節子議員は、高額なワクチン費用を軽減するための助成制度の導入を提案した。しかし、町の医師会からの要望は未だ確認されていないという。
そして、水道事業についても重要な議論が交わされた。壬生町水道の経営状況は安定しているが、人口減少の影響や管路の老朽化は避けられない。これまでの取り組みにより、広域化推進プランが進められ、他市町との情報交換が行われているが、壬生町独自の考えも重要視されている。
総じて、壬生町の将来に向けた重要な施策が提案され、活発な議論が展開された。これらの議論は、町民の生活に直結するものであり、今後の進展が期待される。