令和元年第4回益子町議会定例会では、町の未来に向けた重要案件が多く取り上げられた。
町長は新ましこ未来計画の進捗について述べ、特に道の駅来場者数や観光客、宿泊者数などの実績が目立つ一方で、日本遺産登録については未だ課題が多いと強調した。今後この課題に対処し、目標を達成するための具体策を求めた。
一方、少子高齢化対策や人口減少に対しては、若年層の雇用創出や結婚、出産への支援の強化が不可欠とされる中、町内での婚活イベントや妊婦への医療費助成等の取り組みが行われていることも報告された。さらに移住者を呼び込むための支援も進めており、今後の展開についても言及された。
バリアフリー化についても話題となり、特に庁舎の設置やエレベーター設置について高齢者に配慮した検討が進められる旨が示された。加えて、庁舎の耐震化が完了し、安全な運営が望まれる中で、さらなる整備が求められる。
さらに、道路整備に関する議論も行われ、県道益子公園線の拡幅工事が始まることが発表された。この工事は地域の安全を確保し、町民の便利な移動を実現するための重要な施策と位置付けられている。加えて、新たな道路整備計画である一ノ沢・円道寺線も検討され、今後も詳細な説明が行われる予定である。
このように、益子町議会では今後の町の発展に向けた多くの方針が確認され、町内外の協力が求められている。次期計画の方向性や、地域が抱える課題の解決に向けた取り組みが今後加速されることが期待される。