令和6年第4回市貝町議会定例会が行われ、重要な議案が審議された。
特に盛り上がりを見せたのは、株式会社サシバの里いちかいの経営状況に関する報告である。入野正明町長は、令和5年度の決算について詳しく説明し、売上高が前年比101.1%の増加としたことを報告した。特に農産物直売所での好調な売上を挙げ、「これまでの生産者の協力に感謝している」と述べた。このような業績は、地域の農業振興と連携した取り組みの成果とみられる。
さらに、令和6年度一般会計補正予算についての議案も上程された。入野町長は、国の施策に基づく定額減税や低所得世帯への給付金を盛り込む必要性を強調した。歳入歳出にそれぞれ1億5,487万2,000円を追加し、総額57億1,127万円を見込むという内容だ。特に、物価高騰に伴う支援策については、食生活への影響からも注目されている。
次に、議案第38号として国民健康保険特別会計の補正予算も審議された。入野町長からの説明によれば、歳入歳出に281万円を追加し、総額11億7,481万円とする方針が示された。特に、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関わるシステム改修が重要な項目として挙げられた。
陳情第1号については、「サシバの里づくり」に関する公社設立に向けた内容が取り扱われた。今後、文教経済常任委員会に付託され、継続審査となる。
さらに、各常任委員会の継続調査についても議論され、全体的にスムーズに進行している印象が強い。議会運営に関する事項も順調に進められ、今後の取り組みに期待が寄せられる。