令和6年6月19日、真岡市議会は第2回定例会を開催しました。
本会議では多くの議案と陳情が審議され、特に真岡市国民健康保険特別会計補正予算についての質疑が注目を集めました。
この予算はマイナ保険証を用いた資格確認に必要なシステム改修費用を含んでおり、各医療機関のシステム対応が確認されて運用が始まっていることが強調されました。春山則子総務常任委員会委員長は、「マイナンバーカードを持たない方には資格確認書を交付し、目視での確認を行っていく」と発言しました。
また、陳情第5号に関する審議が行われ、「最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択が求められました。ここでは中小企業への支援策拡充に対する意見が飛び交いましたが、最終的に不採択と決定されました。委員会メンバーの意見には、「将来的な最低賃金の引き上げは必要だが、経済状況を踏まえた上で考える必要がある」との声がありました。
議員案第2号では、佐々木重信議員への辞職勧告決議が提案され、重い倫理違反が指摘されました。大瀧和弘議員は、この決議に反対の立場から討論し、議員の行動に寄り添いながら信頼回復を求める重要性に言及しました。このような発言は議場で大きな注目を集めました。
さらに、議会では報告第6号において市長から強風による損害賠償の議案が報告され、出席議員全員の賛成により可決されました。議案の進行状況に関して議長からの発言が続き、議員の派遣に関しても異議なく認められました。議会は、地方自治法を基にした正式な手続きを経て、議論を進めていました。
そして、議会運営委員会の継続調査等も行われ、全ての議題が無事に議了しました。議長は、「令和6年第2回真岡市議会定例会を閉会します」と宣言し、閉会を迎えました。