益子町議会は令和6年6月3日に第38回定例会を開催し、各議題が討議された。特に移住・定住促進策や子育て支援が焦点となった。
執行部からの報告によれば、移住・定住に関する相談件数は168件に達し、49件が実際の移住につながった。この成果に対し、議員からはさらなる支援の必要性が訴えられた。例えば、小野澤則子議員は「移住希望者に対する手厚いサポートが重要」と強調した。
次に、子育て支援の充実も主要なテーマであり、広田町長は「子育て応援手当や保育料の無償化を進めている」と述べ、今後も努力を続ける姿勢を示した。その一方で、教育や部活動に関する取り組みについても言及され、特に中学生の部活動加入率は県の平均を下回り、改善が求められている。
地域の温暖化問題や新たなエネルギー利用策にも議論が及び、特に太陽光発電に関連した支援施策に対し、執行部は実績が上がっていると報告。しかし、住宅用太陽光発電システム設置費補助が令和6年度に減額されたことに対し、町民からは懸念の声があがっている。
また、益子町における大規模太陽光発電設備の状況についても説明があり、適切な管理が行われていることが強調された。廃棄物としての太陽光パネル問題や、新しい規制への対応についても言及があった。