令和6年第4回市貝町議会定例会が市貝町役場で開催された。
この会議では、特に市貝町プレミアム商品券についての議論が多く取られた。長引く物価高騰や経済環境の変化により、町民や地元商業者からは商品券の促進を望む声が上がっている。
商品券は昨年、30%のプレミアム率で販売され、町民からの好評を得ていた。しかし、予算の都合上、今年度はプレミアム率を10%に抑えざるを得ないと、入野 正明町長は強調した。加えて、昨年の成功を踏まえ、予算が許せば再度30%に引き上げることも検討する意向を示した。 来月からの販売が見込まれ、事業者や町民の期待が高まる中、販売限度額や1枚あたりの単価についても議論された。
次に、少子高齢化への対応策として、出産祝い金制度や地域の見守りネットワークの充実について議論された。特に出産祝金は平成30年から導入され、今では金額が10万円から5万円に減額されているが、再評価必要との意見が多い。高齢者向けには、季節ごとの見守り活動や安否確認が進められており、地域の支援制度の重要性が再確認された。
入野町長は、特にこの少子高齢化対策については地域全体で取り組む重要性を述べ、町としてのリーダーシップを発揮する考えを示した。町民からの意見を反映させて、今後の施策に活かす方針を明らかにした。子ども医療費の無償化や出産祝金制度の拡充などを掲げつつ、地域活性化のための多岐にわたる施策を推進する意向が表明された。
このように多くの議題が熱心に討議され、市貝町が抱えるさまざまな問題に対し、行政と町民が一体となって取り組む重要性が再確認される会議となった。