令和６年３月１５日、市貝町で定例会が開催され、複数の予算案が可決された。
この会議において、議案第22号から第28号まで計７議案が一括で審討された。これには、一般会計予算を含む各特別会計予算が含まれており、全て原案通り可決される見通しが立たれる。また、会期中には荒井和一議員の質疑があり、建設課長の横山昌夫氏が道路占用料の消費税課税について解説した。
高徳義男議員が議案第22号「令和６年度市貝町一般会計予算」に関する賛成討論を行い、今後の経済見通しに基づく施策の重要性を訴えた。現行予算は、前年度比0.5％増の55億1,000万円であり、今年度の主な施策には育児支援や環境保護を目的とした施策が含まれる。
特に注目されるのは、学童施設整備事業であり、利用者の増加に対応するための対策が練られている。高徳議員は、この施策が子育て世帯のサポートに大いに寄与するとの見解を示した。さらに、町立保育所の支援体制強化や、地域おこし協力隊の活動を通じて、農業の振興に取り組む姿勢も強調された。
また、ゼロカーボンタウンを目指す取り組みとして、温室効果ガスの排出を抑制するための新たな計画も発表され、今後の環境施策に対する期待が寄せられた。議案についての討論では反対意見はなく、堅調に進行する様子が見受けられた。
最後に、常任委員会と議会運営委員会に関する継続調査の件も承認され、全ての日程を無事終了した。これにより、議会の議事は全て可決され、今後の施策実施に向けた決意が新たにされている。