令和6年第4回市貝町議会定例会が6月5日に開催され、様々な議題が取り上げられた。特に公衆トイレの改修や塩田調整池の活用が話題に上がる中、町の将来像や観光施策についての議論が深まった。
議員から公衆トイレの改修に関する質問があり、豊田功議員は町内のトイレ状況を調査し、和式トイレが多い現状を指摘した。「市貝ではまだ和式使っているのか」との声を受け、町にも改修を促した。入野町長は、トイレ改修に向けた要望を県に行う意向を表明し、中央公民館周辺のトイレも老朽化が進んでいると認識している。
さらに地域の観光資源として塩田調整池の活用や、道の駅の運営についても議論が展開された。豊田議員は、塩田調整池周辺を観光地として整備する提案を行い、入野町長も地域活性化の必要性を再認識した様子で、地元の花を植える案や健康づくりイベントの実施について前向きなコメントを残した。
また、観光施策に関して、道の駅の役割と地域連携の重要性が強調された。今回の議論を通じて、議員たちは地域資源の最大化と、訪問者の誘致を期待される形でまとまった。観光地化を進めるにあたり、地域住民の協力を強化していく必要性も感じられた。
さらに、高齢者支援のエアコン設置補助の対象者数が288名という事実が報告され、条件緩和について町長は前向きな姿勢を示した。ひいては、助成制度全体の見直しが必要とされる。
学校の安全面についても重要な議題として取り上げられた。赤羽小学校ではコンクリート廊下の結露や外壁の剥がれについての危険性が指摘され、教育委員会も早急な対応を約束し、保護者からの信頼を獲得する必要があるとした。