令和3年第17回益子町議会定例会が開催され、様々な議題が話し合われた。
特に注目されたのは、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況である。大塚町長によると、集団接種は新たに日曜日も増やされ、定員が当初の80人から120人へと増加。さらに、今後160人台までの接種が見込まれている。こうした取り組みは、より多くの町民が早期にワクチン接種を受けられるように促進されている。
また、ワクチン接種に関する副作用の報告も行われ、町ではアナフィラキシーの発生はないものの、接種箇所の痛みはいくつか寄せられているという。重要なのは、町内の医療機関が個別接種に参加し、9つの医療機関で接種を受けられる体制が整っていることだ。
その一方で、イベント実施に関する議論も持ち上がった。町長は、イベント開催について、安全面と経済活動の両立が求められると述べた。また、観光イベントについては多様な意見が寄せられているものの、安全に配慮した上で進める考えを示した。イベントの必要性やその影響については慎重かつ細心の注意を払う必要があると強調されている。
ふれあいサロンについては、活動状況が言及されたが、コロナ影響の中でもサロンの設置を促進する方針が示された。サロンの活動は、高齢者同士や地域住民とのつながりを深める重要な役割を果たす。
最後に、町民への広報活動においては、インターネットや印刷物、SNSを利用した情報発信が行われていることが確認された。情報弱者への取り組みも必要であり、より多くの町民に適切な情報が伝わるよう努める姿勢が求められている。