令和元年第2回益子町議会定例会が、6月4日に開会され、多くの議題が上げられた。
開会の挨拶を行った議長の星野 壽男氏は、出席議員16名が揃ったことを確認した。議事の進行に先だち、日程第1として会議録の署名議員が指名された。続いて日程第2では、会期の決定について提案され、議会運営委員長の小島 富子氏がその旨・経過について報告。会期は6月4日から6月5日の2日間と決定された。
日程第3においては、複数の報告がなされ、一般質問も行われた。この質問では、特にデマンドタクシー導入や観光産業の振興について議員からの多くの意見が寄せられた。デマンドタクシーの導入を巡り、日渡 守議員は、高齢者が多く住む地域にとって公共交通は重要であると強調し、町長の大塚 朋之氏は、デマンドタクシーが地域課題に対して効果的であると述べた。
次に、日渡議員は観光産業の振興についても質問し、特に新ましこ未来計画に基づく観光戦略会議の重要性を指摘した。町長は観光を基軸とする地域活性化の取り組みについて多くの期待を示し、地域の資源を生かすふさわしい戦略を展開する意向を表した。
また、学校給食の運営に関する質問も行われた。給食費の有無を不安視する声もあり、教育長の岡 良一郎氏は食材費が価格高騰する中、引き続き調整が必要であると認識していると答えていた。