令和4年第4回鳩山町議会定例会が12月2日に開催され、教育や子育て支援に関する重要な質問が取り上げられた。
中山明美議員の質問では、最初にGIGAスクール構想の進展が問われた。教育委員会事務局の松本正章教育委員会事務局長は、町で導入したタブレットの故障状況について、約20台の故障が報告され、その主な原因は落下による液晶破損などであると説明した。さらに、タブレットの持ち帰りや学校での活用状況も詳細に説明し、自宅での家庭学習支援のためにタブレットを持ち帰れる体制が整っていると述べた。
続いての議題は子育て支援だ。中山議員は、地域の子育て支援センターの利用状況や新たな支援策についても質問した。田嶋正久町民健康課長は、現在の利用実績や訪問支援制度の導入可能性について説明し、特に「産後ドゥーラ」の導入を検討する意向を示した。さらに、出産・子育て支援給付金についても、今年度中に新しい制度を導入する準備が進められていると述べ、具体的な支給額や条件についても惜しみなく情報提供が行われた。
最後に、コミュニティの場の確保に関する議論が行われた。中山議員は、今宿コミュニティセンターの空調設備の故障や今後の修繕について質問をし、地域の利用者の快適さを確保するための対応が求められると強調した。 町の関係者は修理や対応について改善策を講じるとともに、地域社会におけるコミュニティ活動の重要性についても再認識することが盛り込まれた。
この日の議会では、教育と子育てについて多くの意見が飛び交い、今後の鳩山町における重要施策として位置づけられることが期待されている。