令和2年第1回鳩山町議会臨時会が開催された。議案の中心は、一般会計補正予算と水道事業会計補正予算の2本だった。
鳩山町長の小峰孝雄氏は、新型コロナウイルス感染症対策としての補正予算の必要性を強調した。特に町民生活および町内事業者支援が重要であると述べ、補正予算を通した支援策に新たに約2億円を追加する考えを示した。
具体的な内容として、一般会計補正予算第4号には、感染予防対策として学校の空調設備更新やタブレット端末整備が含まれている。さらに、特別定額給付金事業についても触れ、すでに99.8パーセントの支給率を達成したと報告した。小峰町長は「感謝の意を表するとともに、今後も町民のために全力を尽くす」と強調した。
また、水道事業会計の補正予算では、町内全域の水道利用者を対象に、基本料金の免除を6か月間実施する計画が報告された。これにより町内の約4,000万円の負担が生じる見込みだ。
議案の質疑では、議員たちが新型コロナに関する対策や予算の具体的運用について細かく質問した。特に、水道料金の減免に関しては、町民からの反響や実施の必要性が確認された。
会の最後に両議案は全員一致で可決され、鳩山町の新型コロナウイルスへの迅速な対応が改めて確認された。町長は、今後も状況を見極めながら適切な対策を講じていく意向を示した。議会はおおむねスムーズに進行し、町民の意向が反映される形で決定された。
鳩山町では、今後も新しい生活様式のもとで、経済支援や感染症対策を継続し、町民の安全・安心を確保していく方針である。