令和元年第4回鳩山町議会定例会が12月3日、鳩山町議会議場で開催された。
本会議は、出席議員12名により開会され、日程に沿って順次進められた。各議題では、会期や挨拶の報告から、議案の上程、質疑、討論、採決が行われた。
特に、議案第74号「専決処分の承認を求めることについて」では、台風19号による公共施設の被害を受けたため、一般会計補正予算が提案された。高橋拓也政策財政課長は、「災害復旧に要する経費として約7,399万円を追加し、全体的な歳入歳出予算の総額を60億2,049万円にする必要がありました」と説明した。議会では質疑も行われ、大賀広史議員が「具体的な工事内容は何か」と質問しており、後に担当課が回答する場面も見られた。
また、議案第75号「鳩山町一般職員の給与に関する条例の一部改正」については、大卒職員の初任給を1,500円、高卒職員の初任給を2,000円引き上げる改正が提案された。その結果、全体で0.16%の引き上げが実施されることになり、議員間で慎重に審議された。
さらに、議案第81号「今宿コミュニティセンターの指定管理者の指定」では、株式会社クリーン工房が候補として選定され、「適切な管理運営の実績が評価された」との報告があった。
議案全体に関しては、議長の石井計次による説明後、質疑や討論を経て全て可決された。本会議は午後1時36分に散会となり、次回は予定通り午前10時から一般質問が行われる予定である。議会の開催における透明性と、住民への説明責任が強調される場面が多く、出席議員からは真剣な討論が展開された。