令和3年第2回鳩山町議会定例会が開催され、複数の議員が重要な質問を行った。
議会では、特に官製談合容疑発覚に関連する質問が多くを占めた。森利夫議員は、官製談合の疑惑に関して入札価格の不自然な動きや今後の対応について尋ねた。藤野敏副町長は、入札で落札価格が最低制限価格に近いケースが複数あったことを認め、再発防止策の策定を進めていると述べた。さらに、現在実行中の再発防止策には、内部および外部からの監査を強化する方針が含まれることが報告されている。
また、企業誘致についても詳しい質問が寄せられた。石井徹議員は、企業誘致に関する進捗状況を問うと、鈴木勇太産業環境課長は、仮宿地区での区域指定の計画が進行中であると説明した。具体的な動きとして、関連する土地利用計画書の素案が作成され、県との事前相談が行われていることが強調された。企業誘致の実現には時間がかかるとの認識も述べられた。
この他にも、学びを守るために行われている諸施策への言及や、生理の貧困問題、地場産食材の学校給食への活用など、様々なテーマについて質問が行われた。特に生理の貧困については、岡田庄一長寿福祉課長が対応を説明し、役所や学校での生理用品の設置も検討されていると述べた。
議会では、町民からの信頼を回復するための具体的な取り組みや規範作りについても、継続的な議論が必要であるとされた。