令和3年3月12日、鳩山町議会の定例会が開催され、数多くの議題が審議された。議事の中で特に注目されたのは、コロナ対策に関する議案と住民福祉の向上に向けた取り組みについてである。
審議の最初に取り上げられたのは、議案第1号である「専決処分の承認を求めることについて」だった。根岸 富一郎議員は、国からの補助金の使い方について質疑を行った。「コロナのワクチン接種体制に対して、町の財政負担が生じることに反対」との発言をし、国による全面的な財政支援を求めた。
一方、議案第2号から第7号までの議案は、いずれも原案どおり可決された。特に、議案第3号「後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する」については議会内で大きな賛意を集めた。これにより高齢者の医療・福祉対策が一層強化される見込みである。
次に、議案第11号において、根岸議員は令和2年度の補正予算について質問し、減額された部分が新型コロナウイルスの影響に因るものとされる点を強調した。この内容を受けて、執行部は県との協議の結果、予算執行が不要との判断を述べた。
さらに、議案第12号は、国民健康保険特別会計の補正予算を含む内容が審議された。住民を対象とした福祉サービスの拡充が求められている現状に対応するため、必要な予算措置が検討された。
最後に、全ての議案が採決され、鳩山町の住民福祉向上に寄与する形で可決されたことが報告された。議員たちは、今後も引き続き地域住民の意向に耳を傾け、より良い行政の推進を目指す必要があると認識している。今議会は、町の福祉政策や地域活性化に向けた重要な一歩と位置づけられている。