令和3年12月1日、鳩山町での第4回定例会が開会された。議長の大賀広史氏は、出席議員数が12名であることを確認後、会議の開始を宣告した。
議事に入る前に議長より、今回の定例会は11月30日から始まり、9日間にわたり行われることが説明された。続いて、議長により町長が挨拶を行い、今後の行政報告へと進んだ。
小峰孝雄町長は、今回の定例会において町民参加の「まちづくりワークショップ」開催を報告した。テーマは、「あなたが町長になったら8年後の町民の幸せのためにどのような施策や事業をするか」として、34名の住民が参加し、様々な意見を出し合う意義深い場であったことを強調した。
次に、新型コロナウイルス感染症対策として、可搬型給電器「パワームーバー」の購入についても触れた。この器具は電気自動車の蓄電能力を利用し、停電時に重要な電力供給を行うことができる。町長は、運用に関する説明会も実施したことを報告し、町内の避難所での利用を計画していると述べた。
また、デジタル図書館の実施についても嬉しいニュースとして紹介された。これにより、インターネット経由で24時間いつでも読書を楽しむことができるサービスが新たに提供され、特に外出が困難な町民にとっては大変便利なシステムであると強調した。
議案に関しては、町条例制定に関する議案が11件、規約改正2件、年度一般会計補正予算案を含む合計22件が提案された。これらのすべての案に関して、委員会活動が活発に行われていることも報告された。特に、農業委員会の認定農業者に関する取扱いについてや、功績のある農業委員の任命について、特別委員会の報告が行われた。関根清隆議員は、不正事件に関連する調査報告を行い、再発防止策についての進捗状況を共有した。これにより、町民への透明性を保つ努力が続けられていることを示した。
最後に小峰町長は、299件の期末手当の引き下げの要請を受け、議会との協力を強調し、町の持続的発展に向けた議論を進める意義を述べ、慎重な審議を促した。議会は、今後の日程として、12月1日午前10時からの一般質問を告知し、開会を終えた。