令和4年6月15日に行われた第2回鳩山町議会定例会では、12名の議員が出席し、複数の議案が審議された。中でも、専決処分が求められた議案第30号の質疑が、特に関心を集めている。
議案第30号において、根岸富一郎議員は新型コロナウイルス対策としての臨時交付金の利用について尋ねた。これに対し、横川勇政策財政課長は、専決処分が行われた理由を説明した。この措置は、接種対象者が早期に接種を受けられるようにするためで、6月から開始する予定であると明かした。
続いて、議案第31号の審議にも同様に多くの質疑が寄せられた。根岸議員は「旬の花」に関する建物の今後について質問。吉澤祐一産業環境課長は、介護サービスを提供する事業者によって改修が行われる予定であると答えた。
議案第33号と第34号では、ひとり親家庭および子ども医療費支給に関する条例の改正が中心に議論された。ここでは、広く支持を得てすべての議案が原案通り可決される進行を見せた。
さらに、今回の定例会では人権擁護委員の推薦に関する意見を求めることも議題に上がり、小鷹ゆき江氏が再任される見込みとなっている。
最後に、選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書案も提出され、多くの議員から賛成する意見が述べられた。この制度は国民の多様な価値観を反映させることを目指しており、今後の動向が注目される。健全な議論が進む中、議案は全会一致で承認され、円滑な運営の下、議会は閉会の運びとなった。