令和4年第1回鳩山町議会定例会は、様々な行政議案についての質疑及び討論が行われた。特に目を引いたのは、各議案の予算に関する討論であった。議案第1号、令和3年度一般会計補正予算では、独身者の課税問題について根岸富一郎議員が質問し、岡田庄一長寿福祉課長は、非課税世帯が1,346世帯、住民税未申告世帯69世帯であることを説明した。
続いて、議案第2号の「鳩山町健康長寿のまちづくり推進条例の制定」については、質疑がなく、全員賛成で可決された。これに関連する議案第3号、「自然環境と景観の保全に配慮した太陽光発電設備に関する条例」では、野田小百合議員が地域住民の意見聴取について質問し、吉澤祐一産業環境課長が、地域住民等を広く定義していると述べた。議案の採決は全議案原案通り可決された。
議案第17号から第23号には、令和4年度予算が含まれており、住民の生活に直結する内容であった。特に介護保険や国民健康保険の問題に対する議論は活発であり、根岸富一郎議員は、介護給付金の引き下げについて意見を述べている。
また、発議第2号「ロシアによるウクライナへの侵攻に断固抗議する決議案」も賛成多数で可決され、町の立場を明確に示した。
全体的に、会議は活発な意見交換が行われ、議題の多くが議論を経て可決された。このような取り組みは、鳩山町の地方自治体としての役割を果たしていることを示している。議会の進行において、議長や出席した議員らの協力のもと、定例会が順調に進められたことが重要な評価点であった。