令和3年第1回鳩山町議会定例会が開催され、コロナ禍の影響に対する町の対応策が中心に議論されました。特に、ワクチン接種の計画が重要なテーマとなり、議員から多くの質問が寄せられました。
関根清隆議員は、コロナ禍への迅速な対策とワクチン接種の重要性について発言し、特に高齢者への優先接種の取り組みを強調しました。関根議員は、「町としても早期にワクチンを住民に届けるための体制を整えている」と述べ、草の根的な取り組みの必要性を訴えました。
また、山田幸一町民健康課長は、ワクチン接種の進捗状況や計画について詳しく説明しました。接種対象者は、6,500人ほどで、接種率は約80%を見込み、計画的に体制が整っていると報告しました。この一環として、町民への情報提供を強化し、コールセンターも設立する計画も明らかにされました。
日坂和久議員は、地域防災対策において自主防災組織の役割の重要性を指摘しました。彼は、「地域の特性に合った防災計画の策定が不可欠だ」と主張し、町の支援を求めました。これに対し、松本一久総務課長は、自主防災組織が安定的に運営されるための現状を報告し、地域支援者の育成や情報提供を進めていると述べました。
さらに、議会では美しい農村と魅力ある里山づくりについても言及されました。アトリエ社との協定が結ばれ、地域活性化に向けた取り組みが本格化していることが報告されました。
大賀広史議員は、不登校やいじめの認知件数など、コロナ禍の影響を受けた児童・生徒の実態について質問しましたが、教育委員会からは、特に深刻な状況には至っていないとの回答がありました。
このように、今回の議会では、コロナ禍への対応や地域活性化施策が中心に扱われ、町の未来に向けた重要な決定がなされました。今後も課題解決に向けた取り組みが求められています。