令和4年3月3日に鳩山町議会にて、町制施行40周年記念事業と北部地域活性化事業に関する一般質問が行われた。議長の大賀広史氏が導入を行った後、森利夫議員、小川唯一議員、石井徹議員らが質問を続けた。
森議員は、北部地域の活性化事業における実施内容を詳述した。特に能瀬ヶ沢沼から鳩川への水路整備工事や、学校給食費の公会計移行について言及した。彼は、農業の活性化と地域の魅力度向上に向けた整備工事の重要性を訴え、吉澤祐一産業環境課長の回答を引き出している。
吉澤課長は、能瀬ヶ沢沼から鳩川までの水路整備工事の概要を説明した。整備の目的は水稲作付環境の改善であり、現在整備される水路は264メートルの長さで、将来的には農業の生産性の向上に寄与することが期待されている。また、学校給食費についても、公会計に移行することで、透明性の向上と効率的な会計管理が図れると強調した。
小川議員は、農業政策に対する考えを示し、特に鳩山町のブランド化や特産品の販売促進について質問を行った。横川勇政策財政課長は、町のブランドを確立するための多様な戦略を示し、特に大豆とアンズの特産品化に力を入れていると述べた。また、地域活性化事業の重要性も強調され、今後の取組の進展に期待を寄せた。
鈴木議員は、町制施行40周年事業の進捗状況に関し、町民の参加を促し、地域の活性化と結びつけた事業を検討する考えを示した。町民による提案事業については、応募数は少ないが、今後も広報活動を続ける意向を持っていると発表した。
さらに、石井徹議員は北部地域活性化事業の経済的側面に焦点を当て、事業経費の詳細を鋭く追及した。特に、町道第1号線の過去の調査経費について非常に具体的な数字を挙げ、再検討が求められる経緯を示した上で、追加経費の発生についても懸念を表明した。