令和３年泉大津市議会第１回定例会において、主に予算案と市民向けの施策が討議された。
まず、令和３年度泉大津市一般会計予算案については、全会一致で可決された。この予算は、約２４億5,０００万円規模で、工事費用として約９億8,０００万円が含まれる。
特に、公園整備においては、都市公園としての役割を果たすための大規模な工事が必要だとされた。議会内で、工事内容が詳細に疑問視され、比較的高額な予算が設定されていることに対し懸念の声が上がった。具体的には、芝生の設置などにかかる金額が一般的な期待度を大きく上回る内容であると指摘。市民の理解を求めるコミュニケーションが今後さらに必要となる。
次に、条東民間認定こども園の整備については、現在の条東幼稚園の施設を改修する形で進められる。木造校舎の老朽化が懸念され、耐震補強工事が必要なため、子供たちの安全を最優先に考えながら整備が進められる。また、このされた工事は建物譲渡目当てで進行中のため、透明性のある運営が求められる。
さらに、総合防災マップの見直しについても言及された。特に、バックウオーター現象の影響が予見されることを受けて、地域の防災計画をより詳しく見直し、周知徹底する必要があると強調された。
自治体としては、地域の安全性確保を目的に、災害時の迅速な対応を実現する必要性が高まりつつある。このような施策は長期的に市民の信頼を築くためにも必要不可欠であるとの認識が示された。
最後に、市内飲食事業者の支援策については、新型コロナウイルス感染症の影響を受け続ける事業者の現状が報告された。特に、営業時間短縮要請に全面的に協力する中でも対象外となる事業者への新たな支援策が求められ、市としても今後の対策を検討していく意向を示した。地域経済の活性化に向けて、公的支援が強く求められる調査結果をふまえて、取り組みが求められている。
本定例会では、全般的な財政運営の見直しも必要だという意見が多数あり、今後の注視すべき点が明らかになった。