令和6年3月25日、和泉市議会第1回定例会が和泉市役所で開催された。この会議では、24名の議員が出席し、重要議題が議論された。
特に注目されたのは、令和6年度の和泉市一般会計予算についてだ。辻宏康市長は、本予算が昨年度比で約90億円増の1,371億円となることを発表した。また、中学校35人学級編制事業や、書かない窓口の導入など市民の利便性向上に寄与する施策も盛り込まれている。
議案39号の教育長の任命については、新たに大槻亮志氏を教育長に任命する件が通過した。辻市長は、小川秀幸氏の後任として、大槻氏が長年の教育行政の経験を持ち、教育行政のさらなる充実が期待できると強調した。これに対し、友田博文議員は、他市からの人材選定に疑問を呈しつつ、大槻氏の能力を称賛した。
また、複数の工事請負契約についても報告された。具体的には、和泉市庁舎の改修工事や電気設備の改修工事などが進められる計画だ。これらの契約は、地域の施設の活性化に寄与することが期待されている。
この他にも、個人番号の利用や特定個人情報の提供に関する条例の改正について、議論が行われた。これに対しては、市民生活を守るべく慎重な対応が求められる場面も見受けられた。