令和6年3月19日、和泉市議会第1回定例会が開催された。
本会議では、学校現場での業務削減や災害時の飲料水の確保、障がい者就労支援など、様々な重要テーマが議論された。
教育・こども部の上田茂幸教育指導監は、教員の働き方改革において、従来の業務量削減に向けた取組を進めていることを強調した。「今年度は民間屋内プールを活用し、小中学校での水泳授業をスムーズに進める」と述べた。
また、教員の業務負担を減らすため、業務の見直しや地域協議会との連携も進めるとのことだ。
一方、危機管理部長の山本氏は、災害時における飲料水の確保に関する取り組みを報告した。市内には、緊急遮断弁を設置した配水池があり、最大貯水量は取りまとめられている。最少時には約17,600㎥の水を確保できているという。また、500mlのボトル水も1万7,500本備蓄していることから、災害時にはこの水を市民に配布することができると強調した。
さらに、大浦まさし議員からも、地域連携や産業振興に役立つための施策が提案された。特に、障がい者就労支援の重要性が強調され、「障がい者施設からの物品調達を拡大すべき」との意見も上がった。市側では、他の自治体の取り組みを参考にしながら、優先調達の促進を図る方針だという。
最後に、垰田英伸議員は、学校における業務改善として、無駄な小項目の削減や、部活動の見直しを呼びかけた。現在、教員の心理的な負担も抱える中、効率的な業務の進行を期待する発言があった。
今回の定例会を通じて、和泉市が抱える問題や課題について、将来を見通した持続可能な施策を推進する動きが見られた。特に、教育現場の改革や地域社会との連携を強化することで、より良い地域づくりを目指す意気込みが伝わった。