令和6年3月7日、泉大津市議会が開催され、各議員が多岐にわたるアジェンダについて質問を行った。特に注目されたのがワクチン接種による後遺症に関する救済措置である。井上 信久議員は、新型コロナウイルスワクチン接種後に体調不良が続く患者たちの困難な状況に対し、市がどのような支援措置を講じているのかを質し、藤原 健康こども部長は、健康被害支援金制度や後遺症改善プログラムを通じて、市独自の支援を行っていることを説明した。
この後遺症改善プログラムは、症状の緩和を図るために多様な選択肢を提供し、患者の自己治癒力を高めることを目的としているという。具体的には、整体やヨーガ呼吸法、栄養指導などを行い、これまでに参加した人数はかなり増加しており、その効果を実感する声も寄せられた。
また、交通安全に関する通学路の見守り活動についても重要な議題となった。市内に設置されたグリーンベルトの役割や、交通安全専従員による見守り活動が紹介され、井上 議員からはさらなる改善の必要性が提起された。特に、交通事故が発生している地域における取り組みの強化が求められている。
さらに、空き家問題や所有者不明土地の対策にも議論が及んだ。改正空家等対策特措法の施行により、管理不全空家への指導・勧告が可能となったことは、市の取り組みにとって追い風となるが、今後も適切な管理と地域住民への啓発が必要であると考えられる。