令和元年９月に開催された泉大津市議会では、様々なテーマが議論された。
特に自殺対策については、令和元年の自殺者数が減少傾向にあるものの、依然として多くの人々が自ら命を絶つという現実があるため、さらなる対策が求められる。議員の林哲二氏は、自殺対策基本法に基づく取り組みの重要性を強調した。市は、ゲートキーパー養成講座を開設し、現在265人が受講しており、自殺予防のための社会的取り組みが実施されているかについても質疑が交わされた。
また、保育士不足の問題も大きな課題として浮上している。本市では、待機児童数が増加しており、特に乳幼児を受け入れる施設が不足していることが指摘された。保育士の労働環境や処遇を改善する必要があるとされ、選考の方法についても61名の非常勤職からの移行計画が進められているが、正規職員の採用が十分でない現状がある。
新図書館の移転計画に関しては、関係者からの意見を聞くことが重要であり、地域活動の場を提供することが求められる。住民に対しての説明が不足しているとの指摘があり、市長はその重要性を理解しつつ、利用者に開かれた施設の整備が目指されている。