令和2年6月26日、泉大津市議会第2回定例会の第3日目が開議された。
議事では、人権擁護委員候補者の推薦や農業委員会委員の任命、補正予算などが取り上げられた。
特に、新型コロナウイルス感染症への対応策として、介護や障害児者の事業所に対する特段の支援が求められた。
日程第1の議案第40号では、泉大津市長南出賢一氏が推薦した人権擁護委員候補者、千百松良子氏(64歳)と櫻澤宏尚氏(46歳)について説明した。両名は人権教育の推進や青少年育成に尽力しており、適任とされ議会に同意が求められた。議論の結果、全員の異議なしで可決された。
続く日程第2では、議案第41号において、農業委員会委員の任命について同意を求めた。南出市長は、新任の各候補者の経歴を紹介した後、議会に同意を求めた。こちらも異議なく可決された。
日程第3の議案第42号では、令和2年度泉大津市一般会計補正予算が提案され、総額387億6,621万円に達する見込みが示された。主な内容には、新型コロナウイルス対策としての児童福祉費や教育費への追加資金が含まれており、教育部長の丸山理佳氏がその詳細に言及した。議会でもいくつかの質疑があり、同予算案は最終的に可決された。
さらに、日程第4と第5では、新型コロナウイルス感染症に関連する意見書2件が議論された。森下巖議員が介護と障害児者事業所を守るための支援を求める意見書を提案し、続いて病院経営への支援を求める意見書についても同様に説明された。両意見書ともに異議なしで可決された。
南出市長は議会閉会時に新型コロナ対策の重要性、経済活動回復のための努力を念押しし、今後の対応策に関して市民に発信した。市の総体として、地域における感染症対策の重要性が強調された。