泉大津市議会は、令和元年12月13日に第3回定例会の第3日を開き、様々な議案が審議された。
重要な議案として、一般職の職員や特別職の給与に関する条例が改正された。これにより、一般職の職員の給料表が国家公務員の改定に準じて引き上げられることが決議された。特に、吉田利通総合政策部長は「人事院勧告に基づく給与改定を行う必要がある」と強調した。
特別職の職員の期末手当については、一般職の改定に伴う適切な措置が講じられることが議論された。高橋登議員は「特別職の報酬の決定は民意を反映すべきであり、審議会での確認を求める」と主張した。この指摘は多くの賛同を得たが、原案は可決された。
次に、議会の議員報酬に関する改正が行われ、議員の期末手当の割合も引き上げられることが確認された。吉田総合政策部長は「議員報酬は一般職に影響される」と説明したが、反対意見も多く聞かれた。特に中村与志子議員は、「議員報酬の決定は独自に行われるべきである」と論じ、可決に対する反対意見を述べた。
また、指名管理者として指定されたのは「株式会社ティップネス」で、令和2年4月から5年に渡り、古池公園駐車場などの管理を行う。議員たちは、これに関して契約内容が未確定であることに懸念を示し、「事前に詳細を詰めるべき」との意見が出された。
最後に、「あおり運転」に対する厳罰化を求める意見書が提出され、可決された。この意見書は、国としての法改正や警察による厳格な取締りを要請するものである。村岡均議員は、「社会問題化する現状を受けて、早急な対策が必要」と訴え、全会一致で議会からの意見が示された。
以上のように、泉大津市議会では公務員の給与や市民の安全を守るための重要な決議が行われ、地域社会への影響が大きい内容が多く含まれていた。今後、市民の期待に応えられる施策が求められる。