泉大津市議会では、令和2年9月10日に定例会が行われ、様々な議題が話し合われた。
議案の中で、特に注目されたのは不正な待機児童問題であり、本市ではまだ70名の待機児童が存在している。この状況に対し、保育士確保が喫緊の課題として浮上している。特に公立園では、職員の不足が影響し、定員を満たせない状況が続いている。教育部長の川口貴子氏は、「現在、保育士を採用する計画を立て、関係課と協力して年次計画的に進めている」と述べた。
次に、中学校給食のデリバリー方式についても議論が交わされた。デリバリー供給の際に現れた問題として、食材の配送遅延があった。この問題に対しては、「業者に対するペナルティや、その後の対応を強化する」との答弁が行われた。教育部長は、今後同様の事態が起こらないよう、改善策を検討していることを説明した。
また、泉北水道の解散計画に関する協議も行われた。ここでの意見では、地域の安全な水源を確保するという重要性が指摘され、市立病院との連携や地域包括ケアシステムの構築についても議論が進んだ。市長の南出賢一氏は、地域の水源の維持と医療・介護の連携強化について、引き続き努力していく考えを示した。