泉大津市は、令和2年3月5日に開催された定例会において、新型コロナウイルス感染症対策と今後の施策について説明を行った。市の健康福祉部長、川口貴子氏は、現在の新型コロナウイルスの影響により、市民に対して感染拡大防止のための活動を呼びかけると述べた。
また、感染防止に伴う対応として、公共施設の閉鎖や学校の臨時休校措置を講じ、特に妊婦や高齢者の方々への配慮も強調した。具体的には、妊婦にマスクを配布する方針が決定され、新たな対応が求められた。
次に、新図書館の整備に関する進捗状況が報告された。丸山理佳教育部長によると、図書館の移転整備に向けて設計業務が進行中であり、駅前に移転することで市民の利用が促進されると説明した。また、同図書館では新たに約15万冊の開架数を見込んでおり、ハード面での充実が図られる見通しである。
子ども家庭総合支援拠点については、川口貴子健康福祉部長が、児童虐待予防に向けた取り組みを進めるため、相談支援の体制を強化していくと述べた。
さらに、災害時の情報伝達として、SNSや市立病院からの情報を市民に正確に伝える体制の構築が求められている。市は、災害時の情報伝達手段としてLINEの活用を促進し、登録者を増やす方策についても考慮している。
また、南出賢一市長は、国土強靱化地域計画の策定に向けて調査研究を進め、災害リスクへの効果的な対策を講じる意向を示した。特に、地域防災力の向上を目指し、さまざまな施策に双方が期待される。
市立病院については、医療機能の再編を進める方針が示された。高度急性期機能を集約した新病院の整備に向け、早期の運営体制整備を進める。
市は、今回の施策において、市民のニーズに応じた適切な対応を心がける必要があり、今後も市民目線に立ったサービスが求められる。