令和3年12月の定例会において、様々な議案が審議された。
特に注目を集めたのは、泉大津市立病院と府中病院の統合再編に伴う新病院の整備計画だ。
これは、約127億円の事業費が見込まれており、その資金調達は全額が公営企業債によって賄われる予定である。
南出市長は、病院の経営状況について過去の赤字運営を踏まえ、地域医療の確保と経営健全化を目指す重要な施策であると強調した。
また、議会では、新病院運営に必要な経費が運営事業者の負担で賄われること、加えて指定管理料に基づく交付税措置も含まれる点が説明された。
加えて、過去の赤字経営により寄せられた一般会計からの繰入金は、復旧および適切な医療提供の確保に不可欠であった。
市民への情報提供が不足しているという指摘もあり、今後の広報活動の重要性について議論された。
一方、水道事業については、更新工事を進め、耐震化率の向上を目指す方向性が示された。
大規模災害発生時の水の安定供給についても言及され、事業者との連携を強化することで、迅速な復旧体制を築く重要性が指摘された。
最後に、泉北環境整備施設に関連して、市民の利便性向上を図るための施策が求められ、特に土日における直接搬入の可能性が取り上げられた。
このように、市の重要な施策に関して様々な意見が交わされた定例会であった。