令和2年3月第1回泉大津市議会定例会が開催された。複数の議案が提出され、特に国民健康保険料条例の一部改正についての議論が注目されている。
議案第6号では、保険料の引上げが提案されており、市議会において相反する意見が表明された。村岡均議員は、引き上げが低所得者層にとっての大きな負担となると指摘し、賛成討論では、持続可能な国民健康保険制度のために、府下統一保険料への調整が求められるとの見解を示した。
他方、施政方針に関し、南出賢一市長は、今後も泉大津市の持続可能なまちづくりに全力を尽くすとの決意を表明した。令和2年度の主要事業が市民にとって必要不可欠なものとなることを強調した。また、都市政策に関連して、スマートシティの実現に向けた方向性も示され、リビングラボの取組を通じて、地域課題の解決を図り、市民、企業、行政の共創を進めることが提言された。
更に、障害や外国籍の子供に対する教育支援など、全ての子供が安心して教育を受けることができる環境作りへの取り組みも進行中であることが報告された。市民参加を重視した取り組みを通じて、地域住民の意見を反映した施策が展開されることが期待されている。
今後、当市の公共施設や市民活動支援センターの整備、また、教育現場における改革など、多岐にわたる議題が継続して検討される予定である。特に、コロナウイルス感染症の影響に対する適切な対応と、持続可能な社会の実現に向けた施策が求められる。市民の声をしっかり反映させ、今後の政策決定に繋げていく必要性が議論される中、次回の定例会に向けた準備が進められている。