令和2年12月の泉大津市議会では、様々な議案が審議された。
注目されたのは、泉大津市病院事業会計の補正予算で、約10億円の繰入れが提案された。
新型コロナウイルスの影響もあり、病院は多大な経営課題に直面している。
この補正予算は、資金不足を解消するためであり、財政健全化に向けた必要な措置でもある。
吉田利通市立病院事務局長は「収支計画では経営改善が期待されるが、今は資金不足を解消しなければならない」と強調している。
また、本市の国民健康保険料が年々上昇してきており、医療費の高騰が直面する大きな課題とされている。
過去5年間の保険料が着実に増加し続けており、特に要因となる国民医療費の負担が増加していることが問題視されている。
さらに、コロナ禍による健康リスクの増大が懸念されるなか、川口貴子健康福祉部長は、早期の受診と健康づくりの重要性を訴え、関連する健康教室や予防事業の実施を強調している。
あしゆびプロジェクトをはじめとする各種施策の取り組みが評価される一方で、泉大津市はより多くの市民へ情報を届ける方法を模索する必要がある。