令和4年第2回恩納村議会定例会が、3月24日に恩納村議会議場で開催された。
この会議では、新年度の各種予算案が審議され、全て賛成多数で可決された。特に、国民健康保険特別会計予算については、委員長の外間勝嘉氏が詳細に説明を行い、歳入歳出総額が15億8千2百38万円に達し、前年度比で2.3%の増となったことが報告された。
歳入のうち主な内容は、国民健康保険税が19.8%増の5千2百24万3千円であった一方で、繰入金は16.3%減となる4千16万6千円となっている。質疑では、新型コロナウイルス感染者への傷病手当金に関する質問があった。健康保険課長は、支給対象は感染で給与が減額した場合であり、令和3年度には1件が給付されたと答えた。
次に、後期高齢者医療特別会計予算について、歳入歳出総額が1億1千7百50万6千円で4.8%の増加が見込まれていると外間氏が説明した。この中には後期高齢者医療保険による歳入が含まれており、主に健康保険課長より報告がされた。質疑はなく、同予算も可決された。
下水道事業特別会計予算では、総額10億8千7百75万6千円、前年度比で19%の増加が見込まれる。この中でも県支出金が21.1%増となり、工事費の借入金を地方公共団体金融機関からの借入金として設定されたことで、質疑があり、容認される形で可決された。
また、水道事業会計予算についても議論が交わされた。予想される給水戸数4,055戸に対し、総配水量は308万2,310立方メートルを計上。この中で、ホテルの稼働率増加が予想され、収入は前年並の水道料金であり、収支バランスを考慮して立案されたと説明された。
最後に、一般会計補正予算は1億8千91万9千円が増額され、地方特別交付金によって補填されると村長の長浜善巳氏より報告され、賛同を得る形で可決。これにより、2024年度の財政状況がさらなる安定を図るものであることが確認され、すべての議案は承認を得た。
この会議は午前10時50分に開始され、11時08分に散会した。