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恩納村議会、農業振興と文化振興を議論

恩納村議会が 令和4年第10回定例会で農業振興や放課後児童クラブについて討議。
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令和4年12月9日、恩納村議会が開かれ、重要な議題が討議された。

会議では、主に農業振興や放課後児童クラブのあり方についての一般質問が活発に行われた。まず、11番の大城 保議員が農業振興を取り上げ、資材の高騰が農家に与える影響について言及。特に化学肥料の価格が60%上昇したことへの懸念を表明し、村における農家支援の必要性を訴えた。大城議員は、自らのモットーである「村民の声を大切に」を再度強調し、村が行う支援策の実施状況の確認を求めた。

これに対し、農林水産課の宮平 覚課長は、堆肥や飼料の補助金を上乗せして支援をしている現状を報告した。また、国の新たな交付金を活用する可能性についても触れたものの、依然として農家の厳しい状況が続いているとの認識を示した。大城議員は、さらなる支援が必要であるとの見解を示し、周知不足や申請手続きの複雑さを指摘し、余剰な支援の方法を模索するよう促した。

さらに、放課後児童クラブについても質問が重ねられ、福祉課の石川 司課長が施設の現状や利用状況について報告。その中で、現在の待機児童数や利用者数についても説明し、教育委員会と連携し、特に支援員の確保を進める必要性を訴えた。具体的には、年度内に利用者数が見込まれることを受けて、支援員の研修や採用活動も積極的に行う方針を示した。

また、亀谷 梢議員は赤間運動公園の活用状況に加え、健康増進センターの必要性について言及。村内でのリハビリや高齢者向けのプールの整備について期待を寄せつつ、必要な施策の進展を求めた。

最後に、佐渡山 明議員が文化の振興について質問した。村長は、恩納村の文化活動の重要性を理解しつつも、具体的な支援策の立案には課題があると認めた。特に、恩納村出身の著名人の顕彰や文化的観光資源の力を活かした施策を今後の計画に織り込む考えを示し、集中的な取り組みが求められる旨強調した。佐渡山議員は、文化的遺産への認識を高めることが地域の魅力を育むと主張し、村の財政や施策の方向性を問う発言を行った。

このように、恩納村議会では地域の農業振興や文化振興への真摯な議論が交わされ、今後の施策へとつながる重要な協議となった。

議会開催日
議会名令和4年12月恩納村議会定例会(第10回)
議事録
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