令和4年第10回恩納村議会定例会が2022年12月16日に開催された。会議では、複数の議案が審議され、特に恩納村一般会計補正予算や体育施設の指定管理者についての議論が注目を集めた。
日程第2の議案第76号では、令和4年度恩納村一般会計補正予算(第6号)の承認が求められた。委員長の當山直彦氏が報告を行い、追加される歳入歳出がそれぞれ18億2千917万8千円となり、総額が119億2千891万7千円になることを示した。主な歳入要因は、寄附金10億円の増加であり、歳出では総務費が17億7千340万円に達する見込みであった。
質疑の中で、特に寄附金の構成についての関心が高まった。担当課長は「宿泊関係の返礼品が多く、寄附金の約80%が宿泊関連」と説明した。この影響で、地域経済の活性化が期待される。
続いて、興味深い議題となったのは、議案第82号、恩納村体育施設の指定管理者の指定についてである。當山直彦委員長が、審査経過と選定方法について詳細を述べた。本案はトラステック社に対し指定管理者としての任命を求めるもので、公平性と透明性を重視した選定プロセスが評価されていた。
加えて、議案第84号では、恩納村立山田小学校のプール改築工事に関する契約金額の一部変更が提案された。村長の長浜善巳氏が契約金額の改定理由を説明し、工事内容の変更に伴う増額が認可された。
最後に議員派遣の件に関しても問題なく決定された。会議は12時14分に閉会し、次回の運営を期待させる内容が豊富であった。議会としての判断が住民にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目される。