令和3年第6回恩納村議会定例会が9月21日に開かれた。
約21分にわたり議会は、各議案に対する質疑と討論を行い、採決の結果、7つの議案がすべて可決された。
議案第51号では、「恩納村税条例の一部を改正する条例について」が議題になり、外間勝嘉委員長が報告。個人住民税の外国居住親族取扱いの見直し、寄附金制度範囲の変更、医療費控除特例期間の延長などが改正内容として示された。その際、承認を受け賛成の意見が相次いだ。
議案第52号では、村営住宅の設置及び管理条例の改正が提案された。この改正は、子育ておよび高齢者世帯の入居要件を緩和し、より多くの村民が利用できるようにするものである。大城堅三委員長が報告し、議員からは入居資格の審査方法について質問がなされ、担当者が回答を行った。
続く議案第53号では、個人番号利用に関する条例が改正され、特定個人情報が第三者に提供できる場合の整備が行われた。質疑がなく、スムーズに進行した。
経済建設民生委員会委員長の大城堅三氏は、国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の概要を説明。歳入歳出総額の追加や新型コロナウイルス影響による所得減少が議論された。無事に全ての議案が可決され、村民の福祉向上に寄与することが期待される。
最後に、上下水道事業特別会計補正予算の議案が承認され、全議案の可決とともに散会となった。議長また吉 薫氏がこの後の整理及び字句については了承を得ると宣言し、定例会は無事に終了した。