令和2年第9回恩納村議会臨時会が11月16日に開催された。議題には、職員給与の改正や一般会計予算の補正が含まれる。
特に重要な議案として、恩納村職員の給与に関する条例の一部改正が提案された。村長の長浜善巳氏は、国の人事院からの勧告に基づき、期末手当を4.50月分から4.45月分に減額することを報告した。これにより、民間と均衡が目指される。
議案第84号に対し、質疑は行われなかった。長浜氏は、条例改正の理由として、国の方針を強調し、了承を求めた。委員会での審議の結果、原案が可決され、職員の給与の一部改正が承認された。
もう一つの大きな議案は、令和2年度一般会計の補正予算である。歳入歳出の総額に4954万5000円を追加し、116億4307万6000円とする計画である。補正の内訳には県支出金3320万円や基金繰入金の増加が含まれ、具体的な用途としては園芸産地機械整備事業や新型コロナウイルス対策が挙げられた。
長浜氏は、農林水産業費および消防費の増額についても言及し、村の施策への理解を求めた。この議案も質疑なく可決され、実施へと進む見込み。